マラソンに筋トレは必要
ここ数年マラソンの人気が高く、全国で多数の大会が開催されています。ランニング自体誰でも始められることに加え、大会もエントリーしやすくなっているので、今年からエントリーされた方も多いと思います。やるからには「完走」が目標になると思いますし、そのためにはしっかりと練習する必要があると思います。では、その練習は走るだけでいいのでしょうか。走り方にはみなさんそれぞれ癖があり、それが急な練習によってケガにつながる可能性もあります。その癖の改善、正しい身体の使い方を覚えるためにも、マラソンの練習に筋トレを取り入れることは重要になるのです。
正しい走り方とは
正しい走り方とは、簡単に言うと『力をロスなく地面に伝え、その反発をロスなく推進力に変える走り方』になります。重力のある環境で走る以上、地面を蹴る、地面から返ってくる力は避けられません。なので、それを上手く推進力に変えることが走る上で必要になってきます。それが出来ることで、体力の浪費を抑え、スピードの向上につながり、ケガの予防にもなるのです。逆に言うと、正しく走れないことで、体力を浪費してしまい完走できないとか、スピードが上がらないからタイムが伸びないとか、ケガをしてしまった。などの問題の原因になってしまうのです。
ランナーはどのようなトレーニングをするべきか
様々なマラソン関係の本をみてみると、ランニングメニュー以外でよく目にするのが、「体幹を強化しよう」といった腹筋のメニューですね。もちろんこれは合っています。が、ただガムシャラに体幹を鍛えても思ったような効果は出ないでしょう。なぜなら、身体はつながっています。地面からの力を下半身が受け、重力による姿勢のブレを上半身が受けます。そこをつなげて、身体全体で推進力につなげるのが体幹になります。なので、体幹を鍛えると同時に上半身、下半身の筋力の強化・柔軟性の向上も必須なトレーニングとなるのです。
例えば…マラソンの後半、疲れが出てきた頃に頭がブレる。
これは、頭を支える上半身が弱いため、頭部の重さが重力に負けてしまう。頭部は地面から一番遠いので、その分遠心力が受ける力は大きい。その結果姿勢が崩れ、足を出すリズムが乱れたり、バランス取るために歩幅を小さくしてしまい、余計に体力を消費してしまう。
となります。この場合大事なのは、体幹と同様に肩甲骨周りの筋力です。そこを鍛えることで頭部の安定を支え、上から伝わる問題の解決になります。
もしくは下半身の柔軟性がないせいで地面からのショックを吸収・発散出来ていないかもしれません。その場合は体幹トレーニング以外にも下半身の柔軟性の向上を狙ったトレーニングが必要になります。この場合は、重さや回数を繰り返すスクワットではなく、しっかりと筋肉を伸ばしていく種目を提案することが多いです。
どちらにせよ、頭部のブレが改善されれば、力のロスが減り、正しい走り方に近づくことでランナーとしてはレベルアップにつながるでしょう。
当院のトレーニング
当院では、ただ筋力をつけるだけではなく、正しい走り方・動き方を覚えるために個人の癖や体力に合わせてメニューを作成・実施いたします。筋力の向上が必要な方、柔軟性の向上が必要な方、それぞれ悩みの種類や度合いが違うので、それに合わせてカウンセリング・様々なテストをしながら、目標達成の手助けをさせていただきます。
また、練習での疲労のケアに施術・鍼灸も行っており、総合的にサポートさせていただいております。体験トレーニング随時受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。

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