腸脛靭帯炎とは?
ランナーなどたくさん走る人に多く発生する腸脛靭帯炎について解説です。ランナーの方は特に要チェックです!
症状
腸脛靭帯炎の1番の特徴は膝の外側の痛みです。重症度によって痛みの具合が変わります。
1度 運動後に痛みが出る
2度 運動中や後に痛みが出る(運動は行える)
3度 常に痛みがあり、通常通り運動を行えない
3度よりもひどい状態になると日常生活(歩行・立ちしゃがみ・階段昇降など)に支障のあるレベルで痛むこともあります。また、おしりや太ももにまで痛みを感じることもあります。
痛みのメカニズム・原因
腸脛靭帯炎では、腸脛靭帯という靭帯と大腿骨(太ももの骨)が何度も繰り返し擦れあうことにより炎症が起きることで痛みが発生します。下の図の〇の中あたりが擦れあうポイントです。なぜ擦れあっていしまうのか、原因は様々です。
原因の例
1.腸脛靭帯の関わる筋肉の短縮・柔軟性低下(オーバーワーク)
腸脛靭帯は大腿筋膜張筋という太ももの外側で股関節から始まる筋肉が膝側に走行して行くにつれ靭帯へと移行した組織です。なので大腿筋膜張筋や太もも・おしりなど周囲の筋肉が硬くなることで腸脛靭帯が上(股関節の方)へ引っ張られる力が増してしまいます。すると、大腿骨と腸脛靭帯の間にある余裕がなくなり擦れあいやすい状態になってしまいます。この状態でランニングなど膝を繰り返し動かす動作を繰り返すことで腸脛靭帯に炎症が発生します。
2.膝の変形(O脚など)
分かりやすいものですとO脚があげられます。O脚が痛みを引き起こす原因は2つあります。一つはO脚の場合、腸脛靭帯に大腿骨が押し当てられるような状態になるので靭帯と骨が擦れ合いやすくなります。もう一つは腸脛靭帯が常に伸びた状態にあることです。O脚の状態は擦れ合うポイントの骨が通常よりも外側に移動しています。腸脛靭帯は膝の外横・少し下あたりに付着するのですが骨が外に移動することにより付着部までの長さが増してしまいます。そのため、常に伸びた状態となります。つまり、常に伸びた状態+靭帯と骨の間が近い状態となり炎症が非常に起きやすいです。
ACTでの施術
ACTではどんな症状・障害でも根本の原因を改善することを目指します。なので、まずは患者さんの身体の状態を確認する評価というのを行い原因を特定していきます。先ほど説明したように一言に腸脛靭帯炎と言っていも発生の原因やなぜ痛いのかは様々です。ACTではその様々な原因に対して確実にアプローチしていくので根本的に改善をしていく事が出来ます。根本的に状態を良くするということは身体への負担が減少するだけでなく、力の伝達がスムーズになりパフォーマンスアップにもつながります。
腸脛靭帯炎や膝周りの痛みでお悩みの方はぜひACTへご来院ください。痛みなく思い切り走りたい・タイムを更新したいなどの目標に向けて身体の状態をどんどん良くしていきましょう!
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